2018.08.27アーカイブ
2016年12月住職日々随想
住職日々随想
よく、ご葬儀などで喪主の方が「生前は◯◯が大変お世話になりました。…」などと、ご挨拶されますし 、私たちも又、日常何気なく使っています。しかし、 「生前」とは生まれる前という事。素直に読めば「生前お世話になりました」とは、生まれる前にはお世話になりました、という事になり、どうも解せない話になってしまいます。
一般的には「生死」を「せいし」と読み、生と死を二つ並べ、その間には越えようのない断絶が有ると捉えられています。 しかし、仏教では「しょうじ」と表し、古代インド語のサンサーラ(=流転輪廻・迷いの境涯)と、一如なるものとして捉え、それを越える事を、解脱または悟りと申します。つまり、生死を越えるとは迷いの境涯を越えて、悟りの世界に至る事、私たち浄土真宗のみ教えを頂くものにとっては、この迷いの生を終え浄土の諸仏としての生を賜ることに他ならないのです。
ですから、「生前はお世話になりました。」とは、この娑婆では一方ならぬお世話になりました。いま、めでたく浄土の諸仏としての生を賜わりました。という御礼の言葉であり、浄土のみ教えが今に生きている証なのです。
いかなる命も永遠に生きるという選択肢はありません。もし死が不幸であるとするなら、必ず死すべき私たちにとって、どんな生き方をしようが、人生そのものもついには不幸で終わるしかない事になってしまいます。
もともと上代の日本語では、「祝(はぶ)り」も「葬(はぶ)り」も同じ意味でした。葬=祝であることを、真宗門徒は知っていたのです。死はたんなる「不幸・不浄」などでは決してなく、そこに深い意味が開かれてあるです。
十二月の行事
9 日(火)午後2時~ 門徒女性聞法の集い
和讃を読む 13
12日(土)午後4時~ 祥月講・同朋の会聞法会
ご法話 住 職
20日(日)午後2時~ 年末のおみがき清掃奉仕
おみがき後懇親の小宴
21日(月)午後2時~ 仏教コーラスの会
25日(金)午後2時~ 仏教民謡踊りの会
31日(木)夜11時~ 歳暮勤行・除夜の鐘
一月の行事
7 日(金)午後2時~ 仏教民謡踊りの会
17日(日)正 午~ 同朋の会 新年会
(当日会費 3.000円・年会費 1.000円)
*仏教コーラスの会は日時未定です。
*本堂内すべて椅子席、床暖房完備、
どなた様もお気軽にお越し下さいませ。
よく、ご葬儀などで喪主の方が「生前は◯◯が大変お世話になりました。…」などと、ご挨拶されますし 、私たちも又、日常何気なく使っています。しかし、 「生前」とは生まれる前という事。素直に読めば「生前お世話になりました」とは、生まれる前にはお世話になりました、という事になり、どうも解せない話になってしまいます。
一般的には「生死」を「せいし」と読み、生と死を二つ並べ、その間には越えようのない断絶が有ると捉えられています。 しかし、仏教では「しょうじ」と表し、古代インド語のサンサーラ(=流転輪廻・迷いの境涯)と、一如なるものとして捉え、それを越える事を、解脱または悟りと申します。つまり、生死を越えるとは迷いの境涯を越えて、悟りの世界に至る事、私たち浄土真宗のみ教えを頂くものにとっては、この迷いの生を終え浄土の諸仏としての生を賜ることに他ならないのです。
ですから、「生前はお世話になりました。」とは、この娑婆では一方ならぬお世話になりました。いま、めでたく浄土の諸仏としての生を賜わりました。という御礼の言葉であり、浄土のみ教えが今に生きている証なのです。
いかなる命も永遠に生きるという選択肢はありません。もし死が不幸であるとするなら、必ず死すべき私たちにとって、どんな生き方をしようが、人生そのものもついには不幸で終わるしかない事になってしまいます。
もともと上代の日本語では、「祝(はぶ)り」も「葬(はぶ)り」も同じ意味でした。葬=祝であることを、真宗門徒は知っていたのです。死はたんなる「不幸・不浄」などでは決してなく、そこに深い意味が開かれてあるです。
十二月の行事
9 日(火)午後2時~ 門徒女性聞法の集い
和讃を読む 13
12日(土)午後4時~ 祥月講・同朋の会聞法会
ご法話 住 職
20日(日)午後2時~ 年末のおみがき清掃奉仕
おみがき後懇親の小宴
21日(月)午後2時~ 仏教コーラスの会
25日(金)午後2時~ 仏教民謡踊りの会
31日(木)夜11時~ 歳暮勤行・除夜の鐘
一月の行事
7 日(金)午後2時~ 仏教民謡踊りの会
17日(日)正 午~ 同朋の会 新年会
(当日会費 3.000円・年会費 1.000円)
*仏教コーラスの会は日時未定です。
*本堂内すべて椅子席、床暖房完備、
どなた様もお気軽にお越し下さいませ。
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