お経は古代インドの言葉で、シュートラ(縦糸)という
意味が有ります。あたかも一本の縦糸の様に、仏のみ教えを
聞き、その願いに感動し、深くうなずいた人から有縁の人に、
そして又、その言葉を聞いて感動した人から、又次の人へと、
途切れることなく伝えられてきたからこそ、国を超え民族の
違いを超え、二千五百年もの時を経て、今この私が仏法に
出遇うことが出来た、その驚きと感動の歴史こそが経であり、
その経を深く頂かれた諸師方の論釈なのです。
しかし、ここで注意しなければならないのは、み教えが
いかに素晴らしいものであっても、十年一日のごとく、聞いた
人がそのまま次の人に手渡していくというだけでは、形は伝わった
としても、そのこころは伝わらず、感動も与えないということに
なってしまいかねないという事実です。
そこには、聞いた人が時代社会の課題を見据え、自身の身を通して
うなずき、身の事実を外さずに語るという、言わば創造的参加という
ことが求められるということなのです。
博多、万行寺の七里恒順師の一言法話に「如来聖人のお言葉をお伝え
致します。皆の者、そのまま来いの仰せにございます。」と有りますが、
そのまま来いとの仰せに、このままでええんかいな、と握り変えるので
なく、そのままの仰せを受けて、このままやなかったなぁ、せめても
せめても、と報謝の生活が始まることこそが大事なことと知られます。

四月の行事

１８日（土）午後４時～　祥月講・同朋の会聞法会
　　　　　　ご講師　伊勢　道淨寺　酒井　正夫師

２１日（火）午後２時～　門徒女性聞法のつどい
　　　　　　　　　　　　　　「和讃を読む」７

２３日（木）午後２時～　仏教民踊踊りの会

２７日（木）午後２時～　仏教コーラスの会


五月の行事

９日（土）午前中　　　　大阪教区同朋大会参加
　　　　　　　　　　　　　　　　　於　南御堂

１６日（土）午後４時～　祥月講・同朋の会聞法会
　　　　　　ご講師　武庫川　念仏寺　土井紀明師

１９日（火）午後２時～　門徒女性聞法のつどい
　　　　　　　　　　　　　　「和讃を読む」８
２５日（月）午後２時～　仏教コーラスの会

２８日（木）午後２時～　仏教民踊踊りの会

＊本堂内、全て椅子席です。
どなた様もお気軽にお越し下さい。