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西新宿 彩旬亭

2018.08.27アーカイブ

2017年2月住職日々随想

住職日々随想

 年明けの通常国会に於いて、安倍総理は憲法改正に強い意欲を表されました。総理は 常日頃「みっともない憲法ですよ、はっきり言って。」と公言してはばかりませんでしたから、なるほど、ついにそこまで踏み込んできたか、と思われた方も多いのではないでしょうか。
憲法は国民全てが尊重すべきもの、とりわけ政権を担う行政府は、独裁に走らぬよう、必ず遵守しなければならない基本法である、というのが立憲主義の立場です。
確かに現憲法は、戦後GHQの思惑を色濃く反映して作られた、押し付け憲法である、という意見にも一理有ります。しかし、先の大戦で徹底的な敗北を喫し、傷ついた日本国民が、もう二度と過ち、悲劇は繰り返すまいと、現憲法の平和理念を強く支持してきたからこそ、今日まで受け入れ、尊重されてきたのではないでしょうか。
ところが現政権は数の力を頼み、自らに都合の良いように、憲法解釈をねじ曲げ、戦争への道を開き、戦争ビジネスに参入するための様々な法律を制定いたしました。最終的には立法府の行政府への全権委任という、独裁制の確立を目指しているようで、誠に憂慮に耐えません。
ところで、お浄土にも弥陀の四十八願という「憲法」が有ります。それは衆生が守るべきものではなく、阿弥陀如来自らが因位の法蔵菩薩であられた時に、「えらばず、きらわず、みすてない」大慈大悲の願の成就を、自らに課せられたもので、どこまでも守るのは浄土の主である阿弥陀仏。衆生には、ただただ念仏して我が国に生まれてくれ、と願って下さっているのです。正に自らを利する独裁政治とは一八〇度異なる、真実の利他行なのです。
そして我ら衆生は、その呼び掛けをそのままにお聞きし、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と御礼申し上げれば良い、という無条件のお救いなのです。

二月の行事

9 日(火)午後2時~ 門徒女性聞法のつどい
              和讃を読む 14 
16日(火)午後1時半~門徒女性と坊守の集い 
                *於 南御堂

20日(土)午後4時~ 祥月講・同朋の会聞法会
        ご講師 専光寺若院 高島大史師

22日(月)午後2時~ 仏教コーラスの会
(29日より変更になります。)

25日(木)午後2時~ 仏教民謡踊りの会

三月の行事 

6 日(日)午後1時~ おみがき清掃ご奉仕

10日(火)午後2時~ 門徒女性聞法のつどい
            和讃を読む 15 

14日(月)午後2時~ 仏教コーラスの会

19日(土)午後2時・夕6時 春季彼岸会永代経法要
      ご講師 伊勢 道淨寺 酒井正夫師

24日(木)午後2時~ 仏教民謡踊りの会


*本堂内すべて椅子席、床暖房完備、
どなた様もお気軽にお越し下さいませ。
真宗大谷派 鶴栖山 安泉寺

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