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西新宿 彩旬亭

2018.08.28アーカイブ

2018年3月住職日々随想

くらし     石垣りん

食わずには
生きてゆけない。
メシを
野菜を
肉を
空気を
光を
水を
親を
きょうだいを
師を
金もこころも
食わずには
生きてこれなかった。
ふくれた腹をかかえ
口をぬぐえば
台所に散らばつている
にんじんのしつぽ
鳥の骨
父のはらわた
四十の日暮れ
私の目に
はじめてあふれる獣の涙。

住職日々随想

ドナルド・トランプ氏がアメリカ大統領に就任して早々、様々な大統領令を乱発しておられます。
わけても、批判が集中しているものは、不法移民排斥、メキシコ国境に壁を作るなど、アメリカファーストの名の下、自己利益と排他的感情をむき出しに、アメリカがこれまで掲げてきた、多様性を認め合い、世界のリーダーとして振る舞ってきた、理想主義をかなぐり捨て、白人社会の本音の代弁者を任じて振る舞っておられるところです。
これらの政策を批判する人は多くおられますが、我が国はどうでしょう?昨年を例にとると、数千人の難民申請に対し、わずか21人しか認めていないというのが実態です。
「日本は難民受け入れの設定基準が厳しすぎる」と、アムネスティ・インターナショナルなどからも言われているほど、難民の受け入れには消極的で、とてもアメリカのことを批判したりする立場にはありません。
確かに安易に受け入れるには、不安要素も多くありますが、何より難民問題の議論が深まらず、日本人にそこまでの覚悟が定まっていないという状況があります。
よく「本音でものを言え」などと、人に対して迫ることがありますが、これらの例を見るまでもなく、よくよく考えてみると、本音ほど身勝手で恐ろしいものはありません。
仏説無量寿経の異本と言われている平等覚経に、「譬へば大海の水を、一人にして之を升量せんに、一劫にして止まずば、尚枯盡して海をして空竭ならしめ其の底泥を得べきが如し」と、説かれているように、我々の本音を掘り下げても、賞賛すべきものよりも、むしろその浅ましさに頭を垂れるほかない、泥のようなものしか出てこないのでしょう。
心すべきです。

三月の行事

8 日(水)午前10時半   ピラティス

12日(日)午後1時 おみがき清掃ご奉仕

13日(月)午後2時 仏教コーラスの会

18日(土)午後2時・6時
春季彼岸会永代経
(お抹茶お斉接待あり)

ご講師 伊勢 酒井正夫師

23日(木)午後2時 仏教民謡踊りの会

*三月の門徒女性聞法の集いはお休みです。

四月の行事

5 日(水)午前10時半   ピラティス
11日(火)午後2時  門徒女性聞法の集い
15日(土)午後4時 祥月講・同朋の会聞法会
ご講師 円明寺 髙島 章師

17日(月)午後2時  仏教コーラスの会

27日(木)午後2時  仏教民謡踊りの会

*どなた様もお気軽に、すべていす席です。

 
真宗大谷派 鶴栖山 安泉寺

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