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西新宿 彩旬亭

2018.08.28アーカイブ

2018年4月住職日々随想

認知症1300万人時代のシルバー川柳

・本性が 出るというから ボケられぬ
・ボケもよい 昨日のけんか もう忘れ
・こんにちは 思い出せずに さようなら
・徘徊と 噂をされて 散歩やめ
・不出来な子 ふるさと捨てず 親を看る
・孫優し さっき聞いたと 言い出さず
・昼寝して 「夜眠れぬ」と 医者に言い
・マイケルの まねを発作と 間違われ
・驚いた 惚れると惚けるは 同じ文字
・一日は 長くて一年 矢のごとし
・「アーンして」 昔ラブラブ いま介護
・延命は 不要と書いて 医者通い

*今から8年後、2025年には、国民9人に1人は、認知症もしくは、軽度認知症を煩うとも言われています。この人類にとっても未経験の時代をいかに生きるのか、頭の柔軟性を養うためにも、川柳を一ひねりすることは、楽しく有効な取り組みではないでしょうか。

住職日々随想

「ポスト・トゥルース=ポスト真実」は、権威あるオックスフォード辞書の2016年度版に、新たに追加された単語です。
編者はその選考理由を、「我々の時代を最もよく表す言葉のひとつになるかもしれないから」と、説明しています。
いわゆるブレグジット(昨年6月の英国のEUからの離脱)や、11月の米国大統領選挙に見られるように、客観的事実よりも、感情的な訴えかけの方が、世論形成に大きく影響する、その様な状況を示す形容詞として、広く用いられるようになっています。
我が国でも、不明朗な国有地売却問題や、相次ぐ閣僚の虚偽まがいの不誠実な答弁など、理念や真実を語るよりも、劣化した感情に任せ、自己利益優先で、強引に物事を進めようとしている姿が、露わに見受けられます。
こういった風潮に風穴を開ける、一つの手がかりとして、勇気を与えてくれたものは、今年一番の秀作映画「この世界の片隅に」です。
そこに描かれているのは、誇張を廃し淡々と描かれた愛しむべき日常であり、その日常が戦争という巨大な暴力によって踏みにじられていく恐ろしさです。声高に感情をあおられれば、あおられるほど、耳をふさぐか、思考停止に陥って、ただただ流されていくかになりますが、
真実は、むしろ耳を澄ましてこそ、明らかになってくるのです。
お浄土の風が極楽の木々を渡るとき、微かだけれども確かな声が「念仏、念法、念僧」と聞こえると説かれています。
今この時代、私たちに必要なことは、慌てず、焦らず、声高な主張に流されず、じっくりと自ら思考し、判断していくことと教えられます。

四月の行事

5 日(水)午前10時半 ピラティス

6日(木)午後2時  仏教民謡踊りの会

11日(火)午後2時 門徒女性聞法の集い
浄土和讃

15日(土)午前中  民踊協会主催
大阪市民踊大会(桜まつり)参加
15日(土)午後4時 祥月講・同朋の会聞法会
ご講師 円明寺 髙島 章師

17日(月)午後2時  仏教コーラスの会

五月の行事

9 日(火)午後2時 門徒女性聞法の集い
浄土和讃

10日(水)午前10時半 ピラティス

20日(土)午前10時 大阪教区同朋大会

29日(月)午後2時  仏教コーラスの会

25日(木)午後2時  仏教民謡踊りの会

 

*第3土曜日の祥月講同朋の会は、教区同朋大会参加に振り替えになります。
*どなた様もお気軽に、本堂内全てイス席です。
真宗大谷派 鶴栖山 安泉寺

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