住職日々随想

衆議院が解散され、いよいよ、１２月に総選挙が行われることとなりました。
日本の行く末を決める大事な選挙はいえ、何かと気ぜわしい師走に行われる事は
、煩わしい事のように思ってしまうかもしれません。しかし、数多くの
先達の努力と、命をかけて勝ち取られてきた選挙権は、軽々に手放して良いような
ものではありません。ましてや今回の選挙では、ややもすれば、短期の経済動向にのみ
に目が行きがちですが、未来の子ども達にとっても影響の大きな、特定秘密保護法や
集団的自衛権の行使容認の閣議決定、原発再稼働の方針など、実に多くの争点を通して
私たちの足元が問われているのです。
以前、PTAのお役を仰せつかっていた折、子供たちに「小中学校は義務教育と言われ
ますが、教育を受けさせる義務が保護者・社会にはあるという意味で、あなた達には
、教育を受ける権利があるのですよ。」と、よく語りかけていました。
阿弥陀仏は法蔵菩薩であられた時、世自在王仏(世に於いて自在なる仏の王様)の身元
にてご修行され、願成就し阿弥陀仏となられた、と経典に説かれています。
ここで述べられている「自在」、つまりおのずからあるということ、言葉を代えれば、
自分の生き方は自分で選び取っていくという、そういう意味があろうかと思いますが、
そこには選択の権利と、自らの選びに責任を担うということの大切さが、表現されて
あるように思います。
親鸞聖人は己が力を頼んで悟りに至るという自力の道を捨て、絶対他力の本願念仏の
道に帰する事を選ばれ、否、選ばしめられました。
絶対無限のお働きに安んじて、己が分を尽くしていく、その道は、実に私達にも
開かれてあるのです。

・１２月の行事

８　日（月）午後２時～　仏教コーラスの会

９　日（火）午後２時～　門徒女性聞法のつどい
「和讃を読む」４

１３日（土）午後４時～　祥月講・同朋の会聞法会
ご法話　光照寺　墨林　浩師

１８日（木）午後２時～　仏教民踊踊りの会

２１日（日）午後１時～　おみがき清掃奉仕　懇親会

３１日（水）午後１１時半～歳暮勤行・除夜の鐘

＊１１月号に１２月９日の「門徒女性聞法のつどい」の
ご案内が漏れておりました。あしからずご　了承下さいませ。

・１月の行事

１３日（火）午後２時～　門徒女性聞法のつどい
「和讃を読む」５

２２日（木）午後２時～　仏教民踊踊りの会

２５日（日）正午～　　　安泉寺新年互礼会

未　定　　　　　　　　　仏教コーラスの会

＊本堂内、全て椅子席、冷暖房も完備しております。
どなた様も気軽にお越し下さい。