歳暮勤行、除夜の鐘 大晦日の午前0時を挟み、年納めのお勤めのあと、参拝者の皆様方とご一緒に除夜の鐘を撞きます。 人間には百八つの煩悩が備わっており、除夜の鐘はそうした雑念を振り払ってくださる功徳があるとされています。
凡夫を生きる私たちは、自らの力で煩悩を消し去ることは不可能です。しかし、阿弥陀如来の慈悲の光に照らされたならば、むしろ迷い多き我が身を受け入れ、仏恩報謝の道に立たせていただくことが重要だと知らされます。その思いを一撞き一撞きに込め、去る年を振り返りながら、また新たな年の訪れに思いを馳せたいものです。